資格と語学学習カテゴリー
社会福祉士は、様々な人たちの相談に乗ることが仕事です。身体に障害を抱える人から、家庭内に問題を抱える人全ての相談に乗り、適した援助方法を助言する仕事です。困っている人の役に立つというやりがいのある仕事ですが、様々な問題に対応できるだけの法・制度についての知識を有していなければいけません。国家資格の取得には特別に養成校を出ている必要はなく、一発試験で合格すればだれでも社会福祉士になることは可能です。
社会福祉士の養成校には専門学校・福祉系大学がありますが、社会福祉士の国家資格受験者の62%は福祉系大学の卒業者と言われています。しかし、福祉系の大学は実習経験に乏しく、現場では即戦力になりがたいと言われていることも事実のようです。大学で培った知識だけでは、対応できないケースは多いものなのです。逆に専門学校は、実習を通信に実技を伸ばすことが特徴の学校です。ただし、世間一般的には大卒の方が就職や転職時に有利になることを考えると、福祉系の大学に進む学生が多いのも頷けます。
そこで、今後、新たな選択肢として登場してくるのが専門職大学になります。専門職大学とは大学の教育と専門学校の実習教育を合わせたハイブリッドな大学です。まだまだ数は少ないですが、東京医療福祉専門職大学の様に社会福祉士コースのある大学も2019年度から開講されますので、将来的な選択肢として主流になることは間違いないでしょう。これ以外にも、医療系の専門職大学は専門職大学の中でも一番増えるであろう分野なので、将来的に医療系の国家資格を取得して医療従事者を目指すのであれば、大学・専門学校以外に専門職大学という選択肢を持つことをお勧めします。